リースバックとは?メリット・デメリットを解説

 近年、テレビCMやネット広告でも見かける「リースバック」という言葉。
 奈良市や生駒市にお住まいの方の中にも、自宅を売却せずに住み続けたい方や、相続や資産整理の方法を考えている方にとって注目の仕組みです。

 ここでは、リースバックの基本から、メリット・デメリット、利用する際の注意点までをわかりやすく解説します。


リースバックとは?

 リースバックとは、自分が所有している不動産を売却し、同時に買主と賃貸契約を結ぶことで、売却後もその不動産に住み続けられる仕組みです。

こんなケースに向いています

  • 相続させたくない不動産を所有している
  • 急な資金が必要になった
  • 高齢で引っ越しが難しい

 不動産は現金や車と違い、相続で誰に渡すか悩みやすい資産です。
 相続人からすると、「この家は相続したくなかった」と感じることも少なくありません。
 また、空き家になった場合でも管理や固定資産税の支払いは必要で、『不動産』ではなく『負動産』と呼ばれることもあります。


リースバックのメリット

 リースバックには次のようなメリットがあります。

まとまった現金を得られる

 売却によってまとまった現金を手に入れられます。
 ただし、売却額は不動産の立地・築年数・周辺相場に左右されます。
 奈良市・生駒市では、駅近や人気エリアの物件ほど高額でのリースバックが期待できます。

住み慣れた家に住み続けられる

 賃貸契約を結ぶことで、所有者から借主となり引っ越し不要です。
 特に高齢者にとって、新しい住まいを探す手間や体力を節約できます。

近隣に知られずに売却できる

 住まいは変わらないため、リースバックをしたことが目立ちません。
 ※登記事項証明書では所有者は変更されますので、閲覧すればわかる可能性はあります。

相続問題の整理になる

 売却後は自分の所有物でなくなるため、相続について考える必要がなくなります
 ただし、賃料未払いや用途変更がある場合は、相続人に迷惑がかかる可能性があります。

固定資産税の負担がなくなる

 毎年1月1日時点の所有者に課される固定資産税・都市計画税の支払い義務がなくなります。

新しい住まいを探す必要がない

 高齢者や多忙な方にとって、引っ越しの手間が省けることは大きな安心です。


リースバックのデメリット

 一方で、次のようなデメリットもあります。

買主が見つかりにくい

 リースバックでは賃貸契約付きの不動産売買となるため、購入希望者は限定されます。
 主に不動産投資家が買主となり、条件に合う物件でなければ売却まで時間がかかる可能性があります。

希望額で売れない可能性

 売買代金は売主・買主の合意で決まります。
 周辺相場や固定資産課税台帳を基に判断されるため、思った金額で売却できないこともあります。

住宅ローン残高がある場合の手出し

 住宅ローン残高が残っている場合、売却代金だけではローン返済できないことがあり、その差額を手出しする必要があります。

家賃を支払い続ける必要がある

 売却後は借主となるため、新たな所有者に家賃を支払う必要があります。
 金額は売買契約時に合意された条件によります。

長期的には売却額より支払家賃が多くなる可能性

 例えば、売却額500万円・家賃月5万円の場合、8年以上住むと支払総額が売却額を上回ります
 年齢や資産状況を考慮することが重要です。

不動産業者への手数料

 多くの場合、不動産業者に仲介を依頼する必要があり、手数料が発生します。
 しかし、買主探しや交渉を代行してもらえるメリットもあります。


奈良市・生駒市でリースバックを検討する場合のポイント

  • 査定は複数業者に依頼:地域特性に精通した地元の不動産業者に相談することで、より適正な売却価格が分かります。
  • 相続人との相談:不動産を相続予定の方がいる場合は、事前に相談してトラブルを防ぐことが大切です。
  • 契約内容の確認:賃料や契約期間、修繕負担など細かい条件を必ず確認しましょう。

まとめ

  • リースバックにはメリット・デメリットの両方があります。
  • 売却代金や家賃だけでなく、年齢・資産・相続状況も考慮することが重要です。
  • 奈良市・生駒市でリースバックを考える場合は、地域の不動産業者に無料査定を依頼するのが安心です。
  • 相続人や家族への相談も忘れずに行いましょう。

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